無限に繰り返される現実で君は何を願う

只今、4月7日7時丁度です。

「一方通行はさ、」

歩く。

「死にたくない?」

歩く。

「こんな愚劣な世界で」

歩く。

「生きててさ」

コンクリートジャングルに響く声。ぞっとするほど冷たい表情をみせて名前は嘲笑する。

「私」

死なないんだ、その声は嫌に耳についた。

「否、消滅しないんだ」

「…人が消えることはありえねェンだよ」

「この世界で死ぬと、私は死んだ瞬間の4月7日7時1分になってる」

一方通行は驚いた表情になる。当たり前だろう、こんな話を唐突にされて驚かない方が無茶な話だ。私の能力『創造御手(ゴットハンド)』で自らの足を凍らせながら話し続ける。

「この世界に生きたまま4月7日7時1分を迎えると私は、」

消滅する。

時が止まったように感じた。目の前が真っ白になり、目は見開かれたまま。徐々に凍らせていた名前の氷が顔にかかり始める。

「Just for you.」

思わず見とれてしまうような笑みの囁きは、誰にも届かない。

無限に繰り返される現実で君は何を願う

氷に銀色の言葉が浮き上がる。

 April 7th 7:01 Equ.GodHand extinction

その言葉を指でなぞっていく。死人の様な真っ白な指が止まる。

― April 7th 7:01 Equ.GodHand extinction ―

― Just for you. ―