とある魔術の禁書目録 救世主の結末 拝啓 一方通行へ お元気ですか? 私は元気にしています。 最近は上条と一緒にいることが増えました。 何でも、右手に超能力じゃない不思議な力があるらしくて、色んな人に襲われています。 不幸な上条に良く遭遇するんですが、毎回逃げているので... 2022.01.28 とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 争いが運命というなら恋に落ちたのも運命なのに 「現在時刻は二〇時五十一分です。 第八五三〇次実験開始まであと八分三二秒ですので、指定ポイントへの移動をお願いします」 街頭の光すら差し込まない路地裏の暗闇に包まれた空間。その声は静かに響く。 「二一時〇〇分になりまし... 2022.01.28 とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 君が忘れてしまっても、僕が覚えていてあげる 私は、病気を持っている。著しく記憶力が低下する病気だ。病状は悪化していくばかりであり、一向に回復しない。酷いものだと思う、運命って自分で決められないから…従っていくしかない。忠実に、無意識に私たち人間はウンメイってモノに従って生きている。... 2022.01.28 とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 私があなたに伝えたかったのは、 それは、甘くて切なくて。 -- アカイセカイに包まれる。手は上条君の血が落ちそうに無い位に付いている。 「好き、だよ…上条君…」 「]…おま、え…は…、」 それまで言って上条君はゲホゲホと咽ている。その都度、... 2022.01.28 とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 もう、暇潰しは出来なくなった じめじめとした湿度の高い梅雨の時期。雨に打たれたであろう烏を、私は教室から見ていた。鳥は雨に濡れるのは厳禁だからか、その烏は教室のベランダに静かに佇んで居た。皆は授業に集中していて、烏の事は誰一人として気付かない。妙に心地の良い空間だった... 2022.01.28 とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 無限に繰り返される現実で君は何を願う 只今、4月7日7時丁度です。 「一方通行はさ、」 歩く。 「死にたくない?」 歩く。 「こんな愚劣な世界で」 歩く。 「生きててさ」 コンクリートジャングルに響く声。ぞっとするほど冷たい表情... 2022.01.28 とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 真っ黒な世界に真っ白なあなたと私 私が恋したのは真っ白な悪魔でした。 -- 月光が差し込む廃墟。そこに少女は寝そべっていた。少女は病気を患っているかのような白い肌をしていた。白色の髪の毛に葡萄色の瞳。 少女はアルビノだった。先天性色素欠乏症。それがこの世... 2022.01.28 とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 声に出さずに、私の恋に終止符を打つ 下駄箱に、時代遅れのラブレターを置く。宛先は『上条当麻くんへ』。廊下を走り抜ける男子の足音が妙に響いて私の鼓膜を震わせた。 -- バタバタと大きな音を立てながら私は廊下を走る。目的なんて無い。ただ、恥ずかしい気持ちが渦巻いてそ... 2022.01.28 とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 それは悪魔のように甘美な、 歪に歪む、満ちたる月の晩。 それは月の逆光を受けて、輝いた。 -- ある所に女が一人。女はシルクの黒いマーメードドレスに身を包んでいた。マーメードドレスは女の華奢な身体の線がはっきり分かり、その白い肌と対象の黒いドレスは... 2022.01.28 とある魔術の禁書目録
とある魔術の禁書目録 気づいてほしいと願いながら、気づかれてしまうことを恐れる 「余命、1週間」 幼児用の粉薬をまぶしたみたいに真っ白な部屋で寝かされていた。数か月前に宣告された病気の名前は急性骨髄性白血病。強力な薬の副作用のせいで自慢の黒髪は抜けてしまった。今は頭にお気に入りの青いバンダナを巻いて、様変わりし... 2021.06.03 とある魔術の禁書目録