FF7 別れを恐れたのでは遅すぎる 出会ってしまうことを恐れよ どこかに逃げないように脚を折った。自分以外何も見ないように目を抉った。自分を求めるように、快楽に溺れさせた。 必死だったんだ。逃げないでほしかった。自分を求めて欲しかった。何時からだろう。こんなにも好きになってしまったのは。どこ... 2021.05.31 FF7
FF7 笑わなくなった恋人 先程まで雨が音を立てていたというのに、今ではどこかから滴る水音がする。早朝の雨上がりというのは実に人に余韻を残してくれるものだ、と心の何処かで思った。遠くで鳥の囀りと蟋蟀だか鈴虫だかの鳴き声が美しく響く。そして時折走る車の音が、この美し... 2021.05.31 FF7
FF7 目を逸らして曖昧にして 「―――…」 ザックス。その言葉を発することは、出来なかった。 バーに一人、佇むようにして影を落とす。グラスに注がれている酒は女が飲むにしては度数が高い。女はそれに映る顔を眺めるようにして見ている。まさに心ここに在らず、と... 2021.05.31 FF7